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腸内細菌とテストステロンには密接な関係があることが判明

Byadmin

11月 9, 2022
腸内細菌とテストステロンには密接な関係があることが判明

腸内には細菌が約1000種類、100兆個も生息していると言われています。腸内細菌のおかげで体の免疫機能が改善されることやホルモンバランスに良い影響を与えることが近年判明しています。

また腸内細菌は男性ホルモンであるテストステロンとも関係性があります。本記事では腸内細菌とテストステロンとの関連性について解説していきます。

テストステロンとは

テストステロンは男性における主要なホルモンの一種です。精巣や前立腺などの男性の生殖機能に関わる部分の発達に欠かせない物質です。それと同時に筋力や骨量の増加などに関係してくるホルモンでもあります。

男性らしさを構築していく上で不可欠な成分です。しかし、10代・20代をピークにそれ以降は年齢と共に減少傾向であることは事実です。

腸内細菌とテストステロンの関係性

順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学と慶應義塾大学先端生命科学研究所の共同研究により、前立腺がんの治療で男性ホルモンをブロックした後の反応を調べました。男性の腸内細菌を確認したところ、腸内細菌の種類が変化して多様性が失われたといった結果がでました。

また他に明らかとなっている関係性として、ダイエットのための過度な糖質制限やタンパク質の大量摂取は腸内に変化を与えます。具体的には町内の善玉菌の減少、悪玉菌の増加です。これによりテストステロンの低下に繋がってしまいます。

せっかくボディメイクを懸命に取り組んでいたとしても過度な方法での行いは逆効果になりかねない、ということです。

上記2例からテストステロンの減少は腸内に悪影響を及ぼし、反対に腸内の質低下はテストステロンの減少に繋がることがわかるでしょう。

腸内とテストステロンを高めるためには

善玉菌を増やす取り組みとしてオリゴ糖や食物繊維を含む食材を食べることが挙げられます。具体的にはオリゴ糖はタマネギ・ブロッコリー・バナナなど、食物繊維は大豆・ごぼう・キノコ類などです。

ダイエットの際に糖質制限をすることで十分な栄養素を摂取できない可能性があるため注意が必要です。

またテストステロンを増やす取り組みとしては適度な運動を心掛けることや、テストステロンが多く生成される夜中の1時から3時の間に十分な睡眠を取ることです。

日々良い生活リズムで過ごすことで腸内や男性ホルモンであるテストステロンに良い影響を与えることができるでしょう。

まとめ

本記事では腸内細菌とテストステロンとの関連性について解説しました。これからの生活に関わってくる内容ですので今日から毎日食事や運動に関して気を配るようにしましょう。