薄毛治療を行っていく中で、「まつげが濃くなった」といった噂を耳にしたことがあるかもしれません。薄毛治療にはプロペシアとミノキシジルを活用することが多いですが、プロペシアにはまつげを濃くする機能はないです。またミノキシジルも直接的にまつげに塗らない限り育毛効果はありません。
では何が原因なのか、本記事では薄毛治療でまつげが伸びる原因について解説していきます。
薄毛の原因 AGAのメカニズム
薄毛になってしまうことには必ず原因があります。その多くがAGAです。
AGAのメカニズムは以下です。
- 男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼと結びつきDHT(ジヒドロテストステロン)になる
- 毛根にDHTが到達し、脱毛を引き起こすシグナルが発生
- ②が原因で額の生え際や頭頂部の脱毛が増える
AGAは遺伝的要素が強く、特に母方からの遺伝に影響されることが明らかになっています。
AGA改善のために使われるプロペシア・ミノキシジル
AGAを改善するため、薬を利用することになります。そこで主に扱われる治療薬がプロペシアとミノキシジルです。
プロペシアはテストステロンと5αリダクターゼの結合を抑制する内服薬として活用されます。一方でミノキシジルは主に外用薬として頭皮の血行を促進し、発毛を促してくれる効果が期待できます。
上記にも少し触れましたが、プロペシアにはまつげどころか髪を育毛させる効果すらありません。そのため、薄毛治療をしていく中でまつげが伸びる要因となる要素はミノキシジルだということになります。
しかし、ミノキシジルは局所に効果がある物質です。そのため意識的にまつげを塗るか顔にたれた際にまつげに度々触れなければ目に見える効果は得ることはできません。
またミノキシジルは内服薬としても利用できるのは事実ですが、全身への効果になるため多毛症に繋がる恐れや血圧促進による不整脈の恐れがあります。そのため内服薬としては推奨されていません。
まつげを伸ばしたいならルミガン
まつげの育毛目的でミノキシジルを利用することは避けましょう。代わりに緑内障の点滴薬として扱われるルミガンを利用することで副作用としてまつげを濃くすることができます。
まつげを濃くする目的でルミガンを活用する際にはまつげの根元に塗布するようにしましょう。しかし、ルミガンは他の病気の治療薬として扱うことが主要ですので自己判断での利用は注意が必要です。
まとめ
本記事では薄毛治療を行う中でまつげは濃くなるのかについて解説しました。まつげが濃くなる要因はミノキシジルですがそれ目的に使用することは避けてください。目的に合った利用方法で育毛効果を得ましょう。